葬儀社の見積り書の見方
葬儀社に葬儀を依頼する際には、まず見積書を出してもらい、予算検討をしましょう。
葬儀社選びの段階では、見積書を複数の葬儀社から取り寄せることができますから、比較して検討することも必要です。
私たち葬儀支援ネットが葬儀社をご紹介する場合は、あらかじめ大体のご予算をお聞きした上で、ご要望に応えられる葬儀社を選定し、紹介と同時に見積書をご提示します。このとき複数の葬儀社をご紹介・見積することもできます。
しかし、葬儀社の見積書は各社フォームが異なり、費目も多いので、一見しただけではわかりにくいかも知れません。
そこで、以下には、葬儀社がお出しする見積書の費目内容と、見積書を読み取るための要点をご案内します。そのうえでご不明の点や疑問点があれば、ご遠慮なく葬儀支援ネット（フリーダイヤル 0120-02-6066（スマートフォンの方はこちら））までお問い合せください。
葬儀社の見積書に記載される費用・されない費用
葬儀にかかる費用は、一般に、「葬儀一式（葬儀本体）費用」「寺院費用」「飲食接待費用」の3種類に大別されますが、葬儀社の見積り書は、これらの費用項目をすべて網羅したものではありません。
葬儀社の見積書は「葬儀一式（葬儀本体）費用」だけ、が基本
葬儀社が事前に見積書を示す場合、通常は、「葬儀一式（葬儀本体）費用」だけのケースが一般的です。この費用に分類される内容が、葬儀社が直接提供する物品、作業・サービスだからです。
この場合、「飲食接待費用」や「寺院費用」に分類される費目だけでなく、葬儀式場の使用料や火葬費用なども記載されないのが普通です。
「飲食接待費用」は別途見積になります
会葬者返礼品や通夜・お葬式で会葬者に振る舞われる料理など、「飲食接待費用」に分類される費目は、見積書に記載しているケースもありますが、どちらかというと、記載しない葬儀社の方が多いはずです。
これは、「飲食接待費用」にあたる費目の内容が、葬儀社が自社で提供するのではなく、専門の料理屋やギフト業者に仲介発注するものであることと、会葬者数によって手配する数量が流動するためです。
「寺院費用」は見積書に記載されません
葬儀社の見積書に「寺院費用」が記載されることは、まずありません。
というのは、「寺院費用」の内容は、お坊さんなど宗教者やお寺への布施（俗に「読経料」「授戒（戒名）料」とよばれるもの）で、通常、葬儀社は関与しない費用だからです。ですから、別途、お寺や住職、教会などと相談する必要があります。
ただし、菩提寺がないなどの事情から、葬儀社が紹介してお寺や宗教者を手配する場合は、「導師紹介料」といった費目で見積書に入る場合があります。
葬儀予算が立てられるような見積書を出してもらう
前述のように、葬儀社の見積書は各社で書式が違い、また記載する費目にも統一した基準が今のところありません。さらに、費用項目の並べ方も異なっています。
このことが、喪主・遺族の方々が葬儀予算を立てにくかったり、時には支払精算時にトラブルが生じる要因になっている面もあります。
そこで、葬儀社から見積書を取るときには、葬儀社が直接請け負い提供する「葬儀一式費用（葬儀本体費用、葬儀関係費用）」だけでなく、葬儀会場施設の使用料や火葬にかかる費用、「飲食接待費用」などについても、あわせて見積もりしてもらうようにしましょう。
ただし、その際には、葬儀を行いたい場所や地域、あるいは具体的な施設名と、だいたいの予定会葬者数を伝える必要があります。
なお、「葬儀一式費用（葬儀本体費用、葬儀関係費用）」以外の費用についての見積書は、あくまで、その時点での喪主・遺族の希望や予定に基づく参考的な費用見積です。実際に葬儀準備を始めると、希望する斎場施設が日程的に使えない場合や、会葬者の予定数が増減することもありますから、それに応じて見積額を修正して予算を増減します。
見積書に記載される費用項目の内容を知っておく
葬儀社の見積書の費用項目は、一見すると項目数が多く、わかりにくい印象を受けるかも知れません。
以下では、見積書の主な費用項目とその内容を、葬儀の流れに沿ってご案内します。それぞれをクリックして参照ください。
- 葬儀社が直接提供する物品・作業・サービスの費用項目
- 上記以外で、お通夜・お葬式に必要となる費用の項目
関連項目
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<li><a href="hiyo_index/">葬儀の費用</a></li>
<li><a href="flow_index/">一般的な葬儀の流れ</a>（仏式、神式、キリスト教式、自由葬）</li>
<li><a href="saijo_index/">斎場・式場・火葬場案内</a></li>
</ul>